2023 World Baseball Classic(WBC)の試合日程・結果・見どころなど最新情報を公開中。2023年3月8日(水)に開幕する第5回WBCは20か国が参加する世界最大の野球大会で、侍ジャパン注目の初戦は東京ドームで行われる3月9日(木)の中国戦。第2回大会以来の世界制覇に挑む日本代表は二刀流・大谷翔平、ダルビッシュ有、吉田正尚らメジャー組に加えて、国内組から三冠王・村上宗隆、投手五冠・山本由伸ら史上最強メンバーが集結。初招集のラーズ・ヌートバーの活躍にも注目だ。
WBCはWorld Baseball Classicの略であり、サッカーのワールドカップをモデルとして提唱された野球の国際大会である。夏季オリンピックの正式種目から野球が外れたことも開催のきっかけの一部で、2006年に第1回が開催されて以降およそ四年に一度の間隔で実施され、世界最強が決定される。最多優勝国は日本で2回(第1回、第2回)となっている。
2023年3月8日(水)に開幕する第5回大会は史上最多の20か国が本戦に参加することになっている。各地で行われる1次ラウンドの上位2チームが準々決勝ラウンドに進むことができ、準々決勝ラウンドの上位2チームが準決勝ラウンドに進む。例年決勝はアメリカで開催され、今年も3月22日(水)にローンデポ・パークで決勝戦が行われる。
フロリダの欠点を解消したパーク。フロリダ州の美しいビーチに恵まれたマイアミ市街から西へ約3キロの地点にある。カレッジ4大ボウルの一つオレンジボウルなど数々のアメフトの大きな試合が開催されたオレンジボウルの跡地に建てられた。開閉式屋根を持つ天然芝の野球専用球場で、屋根の開閉時間は約13~14分。これまでメジャー30球場の中で雨天中断や中止が最も多かったが解消された。屋根を閉めた状態で81試合中70試合程度を行い、常に屋内は気温24℃に保たれている。
【球場データ】 左翼104.9m、左中間115.8m、中堅121.9m、右中間117.7m、右翼102.1m
【フェンスの高さ】 左翼&右翼、2.1m、左中間4.3m、中堅6.1m、右中間3.4m3万7442席
※1月26日正式発表 ※2月28日 鈴木誠也 選手の出場辞退が発表
歴代最多優勝国は過去4回中2回優勝している日本(第1回、第2回)。次いでドミニカ共和国(第3回)とアメリカ(第4回)が1回ずつ優勝を分け合っている。
WBC過去大会をプレイバック
記念すべき初代王者である日本が3大会ぶりの王座奪還をかけて史上最強メンバーで挑む。
大谷翔平(エンゼルス)、ダルビッシュ有(パドレス)、吉田正尚(レッドソックス)らメジャーリーガーに加えて、三冠王の村上宗隆(ヤクルト)に投手五冠の山本由伸(オリックス)ら錚々たる侍たちが名を連ねる。
今年はヌートバー(カージナルス)の参戦も発表されており目が離せない。
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今大会はMLBの大物スター選手の多数参戦が報道されている。
アメリカ代表野手陣ではそのきっかけを作った屈指の好打者トラウト(エンゼルス)をはじめ、ナ・リーグMVPのゴールドシュミット(カージナルス)やMLBナンバーワン捕手の呼び声高いリアルミュート(フィリーズ)、投手陣はMLB通算195勝のウェインライト(カージナルス)にサイ・ヤング賞3度のMLB最強左腕カーショー(ドジャース※出場辞退)とまさに史上最強のオールスター軍団となった。
一方ドミニカ共和国も引けを取らないスター軍団っぷりで、MLB屈指の強打者ゲレーロJr.(ブルージェイズ※ケガにより辞退)、マチャド(パドレス)、ペーニャ(アストロズ)の最強内野手軍団に、外野手はソト(パドレス)やマルテ(メッツ)らが固めており、サイ・ヤング賞のアルカンタラ(マーリンズ)が投手陣を支える構成だ。
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各国も優勝を目指し、代表にスーパースターたちを招集している。ここでは各国のスーパースターであり、日本にとって要注意の選手たちを紹介していこう。
各国のスーパースター特集
プロフィール
2022年はMLB史上初の規定投球回&規定打席到達やベーブ・ルース以来104年ぶりとなる2桁勝利&2桁本塁打達成などメジャー5シーズン目にしてさらなる飛躍を遂げた。前回大会は故障で無念の欠場となったが、今大会は日本の主力として世界を知る大谷がチームをけん引する。
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プロフィール
14年ぶりWBC2度目の参戦。22年はパドレスに移籍して2年目でその力を最大限に発揮した。ナ・リーグ西地区2位もポストシーズンでは強敵・ドジャースを破り、24年ぶりにナ・リーグ優勝決定シリーズに進出。オフには6年142億円の大型契約延長も結び話題に。今回の侍ジャパンチーム最年長で、MLB組で唯一キャンプから参加。周囲への気遣いも忘れず、すべてが超一流のエースだ。
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父がアメリカ人、母が日本人でカリフォルニア州の出身。打球速度はMLBでもトップクラスで、2023年のブレーク候補に挙げられている。2022年は右翼が中心だったが外野全ポジションをカバーすることができ、スピードを生かした広大な守備範囲と強肩も魅力。
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プロフィール
昨年、日本人打者初の56本塁打をマークし三冠王に輝いた若き大砲。東京五輪金メダルメンバーの一人でもあり、侍ジャパン不動の四番の風格は充分だ。WBCでも持ち前の強心臓でチームを鼓舞し、アメリカにも”村神様”が降臨するのを期待したい。
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