第96回選抜高等学校野球大会、春の甲子園「センバツ」で注目のドラフト候補選手を紹介!平嶋桂知(大阪桐蔭)、高尾響(広陵)、モイセエフ・ニキータ(豊川)、小川哲平(作新学院)ら将来のスター候補の最新情報をお届けします。
所属 | 八戸学院光星 |
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投打 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
洗平比呂(あらいだい・ひろ)は、高く足を上げたフォームからキレのある真っすぐと変化球を強気に投げ切る左腕。1年春からベンチ入りすると、同夏の甲子園で全国デビュー。エースナンバーを背負った23年夏の甲子園では、明桜高との2回戦(初戦)で9回4安打完封勝利と大舞台でも能力の高さを証明してきた。中日でプレーした竜也氏を父に持つ。
所属 | 作新学院 |
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投打 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
小川哲平(おがわ・てっぺい)は、どっしりした体格から力強い直球を投げ込む「江川卓2世」。制球力や変化球も安定しており、完成度が高い。中学時代から軟式球で144キロを計測し注目を集めた。高校進学後はケガに苦しんでいたが、23年秋の神宮大会2回戦(対北海高)では9回3安打8奪三振無失点の力投。一冬を越えてさらなる成長が期待される。
所属 | 関東一 |
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投打 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
坂井遼(さかい・はる)は、高校入学後に投手転向し、2年夏から秋にかけて大きく成長を果たした右腕。140キロ超の真っすぐと、100キロ前後のカーブを中心としたコンビネーションでアウトを積み重ねる。23年秋の東京大会では5試合に登板し防御率1.82。決勝は1失点完投でチームを8年ぶりの優勝に導いた。気持ちを前面に出した投球も持ち味。
所属 | 広陵 |
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投打 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
高尾響(たかお・ひびき)は、1年春から名門の背番号1を背負う。これまで2度の聖地を踏むなど、大舞台での実績も十分だ。平均140キロ台前半の直球にスライダー、スプリットといった変化球を低めに投げ切れる制球力の良さは完成度が高い。チームを率いる中井哲之監督からは「高校時代の能力ならOBの野村祐輔(現広島)よりも上」との高評価だ。
所属 | 広陵 |
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投打 | 右投右打 |
ポジション | 捕手 |
只石貫太(ただいし・かんた)は、小学生時代はタイガースJr.に選出された実績を持つ。広陵高では1年秋から正捕手を務め、巧みなリードで多彩な投手陣をけん引。打撃では追い込まれても、自らのスイングを崩さず打点を挙げられる勝負強さが光る。新チームでは主将も務めるまさにチームの精神的支柱だ。高尾響との強力バッテリーで悲願の日本一を狙う。
所属 | 大阪桐蔭 |
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投打 | 両投左打 |
ポジション | 外野手 |
徳丸快晴(とくまる・かいせい)は、両投左打と稀有な特徴がある。普段は外野手だが、新チームではチーム事情で三塁を守るなどユーティリティープレーヤーとしてチームをけん引。打っては主に三番を務め、高いミート力で安打を量産する。2年春のセンバツでは適時打も放った。智弁和歌山高で甲子園優勝経験がある兄・徳丸天晴(現NTT西日本)もドラフト候補。
所属 | 健大高崎 |
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投打 | 右投右打 |
ポジション | 捕手 |
箱山遥人(はこやま・はると)は、二塁送球1秒8の強肩と柔らかなフットワークはレベルの高さをうかがわせる。1年秋から正捕手を担い、下級生時に先輩投手陣に対して、臆さず積極的にコミュニケーションを取っていた姿は印象的。打撃では2年春から四番を任され、鋭いスイングで勝負強い打撃を披露する。強肩強打の捕手として高校No.1の呼び声が高い。
所属 | 大阪桐蔭 |
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投打 | 右投両打 |
ポジション | 投手 |
平嶋桂知(ひらしま・かいち)は、常時140キロ台後半の真っすぐで打者を圧倒する速球派右腕。カットボールもキレ味が鋭い。制球力にやや不安を残すが、課題克服に向けて下半身強化に努めている。4強入りした2年春センバツではベンチ入りも登板なし。聖地でインパクトを残し、その評価を絶対的なものとしたい。
所属 | 豊川 |
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投打 | 左投左打 |
ポジション | 外野手 |
モイセエフ・ニキータは、ロシア人の両親をもつ左のスラッガー。高校入学後に肉体改造に取り組み、打力が向上した。パワーだけでなく対応力も高く、昨秋の東海大会では打率.625をマーク。同大会決勝では外野4人シフトも敷かれた。打力だけでなく肩の強さや足の速さも頭一つ抜けた存在で、その姿は柳田悠岐(ソフトバンク)を彷彿とさせる。
所属 | 大阪桐蔭 |
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投打 | 右投右打 |
ポジション | 一塁手 |
ラマル・ギービン・ラタナヤケは、スリランカ人の両親をもつ右の長距離砲。シンプルな構えから鋭いスイングで長打を量産する。1年秋からベンチ入りし、2年春の大阪大会から四番レギュラーで出場。同年秋の神宮大会では右中間スタンドに突き刺さる驚愕の弾丸ライナーを放った。課題の三塁守備が向上すれば、さらにスケールアップできるだろう。