週刊ベースボールONLINE - 野球専門誌『週刊ベースボール』公式サイト

【オリックス2025戦力分析】焦点は“得点力”/開幕前の12球団戦力分析

  • 更新日:
背番号1を返上して65に変更した福田。小技や機動力を駆使して、1点をもぎ取れるか
背番号1を返上して65に変更した福田。小技や機動力を駆使して、1点をもぎ取れるか

来たる3月28日(金)は『プロ野球2025シーズン開幕』! ここではオリックス・バファローズの2025シーズン予想打撃オーダー&投手スタッフ、開幕カードの見どころなど最新情報をお届けします! 今季、最後に笑うのはどの球団か。熱戦の行方を占う、各球団の現状と躍進のカギに迫る。
※情報は3月16日時点

  1. 戦力評価
  2. 2025年打のポイント
  3. 2025年予想打撃オーダー
  4. 2025年投のポイント
  5. 2025年予想投手スタッフ
  6. 開幕カード見どころ
  7. オリックス・バファローズの最新情報

戦力評価

2025年打のポイント

 不動の中軸・森が3月12日の中日とのオープン戦(バンテリン)で右脇腹付近を痛めて14日に右内腹斜筋の筋損傷の診断を受け、開幕に間に合わないことが濃厚だ。杉本、西川、中川ら外野のレギュラー候補がオープン戦で低調な中で来田、元謙太、さらに麦谷、山中稜真の両新人が快音を響かせる。リーグ3連覇から一転、昨季5位に甘んじた一因である攻撃力向上へ、起爆剤となる新戦力が台頭するかが、シーズンの行方を大きく左右しそうだ。強攻だけでなく、状況に応じた打撃や機動力も絡めた攻撃を展開できるか。

2025年予想打撃オーダー

位置 名前
太田椋 91 .288 96 6 40 4
宗佑磨 97 .235 68 1 22 3
森友哉 117 .281 111 9 46 6
頓宮裕真 81 .197 49 7 30 0
西川龍馬 138 .258 134 7 46 11
ジョーダン・ディアス - - - - - -
来田涼斗 54 .212 36 2 11 4
紅林弘太郎 136 .247 115 2 38 0
福田周平 69 .232 53 1 13 7
他の主な野手 若月健矢 96 .201 53 3 18 0
西野真弘 89 .300 84 1 13 3
中川圭太 60 .231 50 2 16 3
杉本裕太郎 82 .233 51 11 27 1
麦谷祐介 - - - - - -
※△は左打ち、成績は2024年シーズン 

2025年投のポイント

 前途多難な幕開けとなりそうだ。3月に入り、吉田輝星宇田川優希と2人の救援右腕がトミー・ジョン手術を受け、先発転向を進めていた2年目の古田島が、再び中継ぎへ。先発陣は宮城、エスピノーザに、広島からFA加入した九里が順調な仕上がりぶりを示す一方、3月7日の巨人とのオープン戦(京セラドーム)で山下が腰に違和感を覚え、左腕・田嶋も不振でファーム再調整。
 ただ、投手陣は故障者が出ているとはいえ層は厚い。いかに得点を奪っていくかが今季の焦点なのは間違いない。

2025年予想投手スタッフ

名前 S H 防率
先発 宮城大弥 20 7 9 0 0 1.91
九里亜蓮 23 7 10 0 0 3.21
アンダーソン・エスピノーザ 22 7 9 0 0 2.63
曽谷龍平 20 7 11 0 0 2.34
田嶋大樹 21 6 8 0 0 3.68
東晃平 10 3 4 0 0 2.61
山下舜平大 14 3 6 0 0 3.38
中継ぎ 古田島成龍 50 2 1 0 24 0.79
山田修義 50 3 2 0 16 2.08
ルイス・ぺルドモ 28 1 0 4 14 0.64
小木田敦也 13 1 1 0 8 1.38
山崎颯一郎 7 0 1 0 0 1.35
アンドレス・マチャド 53 5 3 23 14 2.03
平野佳寿 12 1 1 7 1 4.22
※△は左投げ、成績は2024年シーズン

開幕カード見どころ

昨季の対楽天戦成績 15勝10敗 勝率.600

頓宮の左胸に光る“Cマーク”。開幕から結果で決意を示したい
頓宮の左胸に光る“Cマーク”。開幕から結果で決意を示したい

 新監督同士の開幕カードだが、本拠地での初陣は、より負けられない。昨季は5つ勝ち越しているが、ホームに限れば5勝7敗と負け越し。平均3.1得点に抑えられ、投手を援護できなかった試合が多かった。とはいえ、先制すれば4勝1敗と勝率はグンと増すだけに、今季も先行逃げ切りの展開へ。昨季1割台と苦しんだ頓宮が志願して主将に就き、オープン戦では四番起用が続く。主砲が勝利を呼び込む一打を放って、チームに勢いを与えたい。

オリックス・バファローズの最新情報