3月27日(金)に開幕する『プロ野球2026シーズン』。開幕を目前に控え、埼玉西武ライオンズの戦力分析をお届けする。ベスト布陣や予想打撃オーダー、投手スタッフをもとに、シーズンを通した戦力を徹底チェック。キーマンの存在、そして勝敗を分けるポイントとは――。開幕時のコンディションや故障者も踏まえながら、西武の現在地と優勝へのカギに迫る。
※情報は3月15日時点
「守り勝つだけでは勝てない。打ち勝つ野球を増やしたい」と西口文也監督が語るように、上位進出へカギを握るのは打線だ。昨年もリーグ最低の410得点と得点力不足に泣いたがオフにFAで桑原将志、石井一成、新外国人のカナリオ、林安可を獲得。彼らが力を発揮しなければ今年も苦戦は免れない。桑原は出塁能力が高く、上位で打線をけん引する存在となりそうだ。
ドラフト1位の小島大河の起用法にも注目だ。“強打の司令塔”の呼び声が高いが古賀悠斗と競わせて成長を促す。
四番のネビンが左脇腹違和感などで出遅れているのは痛い。代わりに期待されるのが2年目の渡部聖弥だ。実戦で成長した姿を見せており、20本塁打超えも十分に狙える。得点力増にはカナリオ、林安が日本球界に適応して力を発揮することは必須。西川愛也、桑原ら足を使える選手が多いのは強み。得点を生み出す打線を確実に組みたい。
※△は左打ち。成績は2025年シーズン
投手陣は今井達也がアストロズへ移籍したが先発の枚数はそろう。隅田知一郎、平良海馬、高橋光成、渡邉勇太朗、與座海人、武内夏暉、松本航、菅井信也に右肘の腫れで調整が遅れている新外国人のワイナンスもいる。勝ちパターンは甲斐野央、E.ラミレス、ウィンゲンターで組むが、ドラフト2位の岩城颯空も大きな力となる。力強い直球を投げ込む左腕。奪三振能力が高く、重要な場面を任されそうだ。篠原響ら若手投手も、まずはリリーフで実績を積んでいく。
※△は左投げ。成績は2025年シーズン
3月16日現在、開幕投手は発表されていないが、武内が務める可能性が高い。13日には開幕相手であるロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)に先発し4回3安打無失点。直球の威力を取り戻しており、2ケタ勝利を挙げた一昨年の新人時代以上の投球が見られそうだ。2戦目以降は平良、松本航、高橋、渡邉、與座の登板が予想される。いずれも開幕に向けて調整は順調。さらに先発にはWBCに出場した隅田や右肘の張りで調整が遅れているワイナンス、菅井信也などが控えている。今井達也(現アストロズ)が抜けた穴を感じさせない陣容で今季を戦い抜く。