第93回都市対抗野球大会が2022年7月18日(月)に開幕。都市対抗野球の注目選手や見どころ、試合日程・結果など最新情報をお届け。7月29日(金)の決勝まで12日間、社会人No.1チームの証である黒獅子旗をかけて全国12地区から選抜された32チームが集結。プロ入りの夢を叶える者、社会人野球へ全てを捧げる者、選手を支える者――。様々な者たちが東京ドームに集い、一発勝負のトーナメントで激闘を繰り広げる光景はまさに社会人野球ならではの醍醐味だ。
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東京五輪・パラリンピック開催の影響で2020年、2021年は11月末から12月上旬にかけての開催となったが、今年は従来通りの夏開催となる。 「都市対抗の華」と言われるチーム応援は、昨年に続いて2022年JABA新型コロナウイルス対応ガイドラインの下で実施される。応援エリアに観客が入ることはできず、大声、指笛、ハイタッチも禁止される。
全国12地区で行われた二次予選でも、東海地区は約3週間の長丁場だ。参加14チームから出場6枠。この激戦区で4連勝、2年連続での第1代表の座をつかんだ。 前回優勝は1990年。チームスローガンは「挑戦~更なる高みへ~」。
出場32チームのうち、初出場となるのはロキテクノ富山(上市町)1チームのみ。残りの31チームは過去出場経験がある実力あるラインナップだ。 今大会参加チームの中で最多出場回数を誇るのがENEOS(横浜市)で、これが通算52回目の都市対抗野球出場となる。
プロフィール
吉村貢司郎(よしむら・こうじろう)は、興本小2年から扇ターキーズで野球を始め、外野手としてプレー。5年時から足立フェニックスボーイズに所属。足立八中では足立ベルモントボーイズに所属し、外野手兼投手。日大豊山高では1年秋からエース。2年秋は東京都大会のブロック予選決勝敗退。3年春は東京都大会1回戦敗退。同夏は東東京大会で準優勝。国学院大では2年春のリーグ戦で初登板初勝利。3年秋までに12試合に登板して2勝2敗、防御率2.93をマーク。大学卒業後は東芝に入社し、都市対抗1回戦で救援登板した。
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加藤三範(かとう・みづき)は、2018年12月、大学日本代表候補合宿(愛媛・松山)に初招集され、紅白戦で147キロを計測して存在感を見せた。スライダー、フォーク、チェンジアップと球のキレも素晴らしく、完成度の高い左腕だ。大学卒業後はENEOSに入社。西関東第2代表を決めた三菱重工East戦では3安打1失点完投勝利。制球が良く、ここ一番の場面では三振が狙える勝てるエースだ。
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河野佳(かわの・けい)は、神野小3年時に姉と兄の影響により神野スターズでソフトボールを始め、5年時に広島に引っ越し。大州小でも神野スターズに通い四番・捕手。大州中では広島南シニアに所属し中2まで捕手。肩の強さを買われ監督の勧めで投手転向し、3年夏に西日本大会3位。広陵高では2年春にベンチ入りし、同秋からエース。3年春のセンバツは2回戦敗退。3年夏は広島大会準決勝敗退。大阪ガスでは入社1年目に都市対抗デビューし、2年目の社会人日本選手権では2大会連続優勝に貢献しMVPに輝いた。都市対抗は伏木海陸運送との1回戦で完封勝利。21年の社会人ベストナイン、最多勝利投手賞(6勝)、最優秀防御率賞(0.21)を受賞。最速151キロ。変化球はカーブ、スライダー、カットボール、フォーク。
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臼井浩(うすい・いさむ)は、杉久保小1年時から海老名イーグルスで投手として野球を始め、大谷中時代は神奈川綾瀬シニアに在籍。光明相模原高では1年秋からベンチ入りし、2年夏からエースで、同夏は県大会3回戦、3年夏は県大会2回戦敗退。中央学院大では1年春から登板し、4年時の大学選手権では救援投手として準優勝。東京ガスでは、1年目からチームの柱となり、社会人野球表彰で年間最多勝(6勝)のタイトルを受賞。日本選手権では無四球完封勝利も挙げた。小柄ながらボールの力強さは一級品。ストレートの最速は147キロだが、スピードガン以上にキレがある。また勝負どころでの落差の大きいフォークも相手バッターの脅威。スカウトの評価も急上昇中。
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