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【WBC2023】日本、世界一奪還!! 出場国・試合結果・特集記事など最新情報

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 2023 World Baseball Classic(WBC)の試合日程・結果・見どころなど最新情報を公開中。2023年3月8日(水)に開幕する第5回WBCは20か国が参加する世界最大の野球大会で、侍ジャパン注目の初戦は東京ドームで行われる3月9日(木)の中国戦。第2回大会以来の世界制覇に挑む日本代表は二刀流・大谷翔平ダルビッシュ有吉田正尚らメジャー組に加えて、国内組から三冠王・村上宗隆、投手五冠・山本由伸ら史上最強メンバーが集結。初招集のラーズ・ヌートバーの活躍にも注目だ。

写真=Getty Images
写真=Getty Images
  1. WBCとは
  2. 参加国一覧
    1. 1次ラウンドの戦いを振り返る
    2. 決勝ラウンドの戦いを振り返る
  3. ローンデポ・パークってどんな球場?
  4. 試合日程・結果
    1. 強化試合日程・結果
    2. 1次ラウンド日程・結果
    3. 決勝ラウンド日程・結果
  5. 侍ジャパンメンバー
  6. WBC歴代優勝国一覧
  7. 今大会のみどころ
    1. 最強メンバーで再び世界一に挑む侍ジャパン
    2. スター軍団のアメリカ&ドミニカ共和国
    3. 各国のスーパースター
  8. WBC 注目選手
    1. 大谷翔平
    2. ダルビッシュ有
    3. ヌートバー
    4. 村上宗隆
  9. 最新情報

WBCとは

 WBCはWorld Baseball Classicの略であり、サッカーのワールドカップをモデルとして提唱された野球の国際大会である。夏季オリンピックの正式種目から野球が外れたことも開催のきっかけの一部で、2006年に第1回が開催されて以降およそ四年に一度の間隔で実施され、世界最強が決定される。最多優勝国は日本で2回(第1回、第2回)となっている。

 2023年3月8日(水)に開幕する第5回大会は史上最多の20か国が本戦に参加することになっている。各地で行われる1次ラウンドの上位2チームが準々決勝ラウンドに進むことができ、準々決勝ラウンドの上位2チームが準決勝ラウンドに進む。例年決勝はアメリカで開催され、今年も3月22日(水)にローンデポ・パークで決勝戦が行われる。

参加国一覧

プール 参加国① 参加国② 参加国③ 参加国④ 参加国⑤
A チャイニーズ・タイペイ オランダ キューバ イタリア パナマ
B 日本 韓国 オーストラリア 中国 チェコ共和国
C アメリカ メキシコ コロンビア カナダ イギリス
D プエルトリコ ベネズエラ ドミニカ共和国 イスラエル ニカラグア

1次ラウンドの戦いを振り返る

決勝ラウンドの戦いを振り返る

ローンデポ・パークってどんな球場?

ローンデポ・パーク
ローンデポ・パーク

 フロリダの欠点を解消したパーク。フロリダ州の美しいビーチに恵まれたマイアミ市街から西へ約3キロの地点にある。カレッジ4大ボウルの一つオレンジボウルなど数々のアメフトの大きな試合が開催されたオレンジボウルの跡地に建てられた。開閉式屋根を持つ天然芝の野球専用球場で、屋根の開閉時間は約13~14分。これまでメジャー30球場の中で雨天中断や中止が最も多かったが解消された。屋根を閉めた状態で81試合中70試合程度を行い、常に屋内は気温24℃に保たれている。

【球場データ】 左翼104.9m、左中間115.8m、中堅121.9m、右中間117.7m、右翼102.1m

【フェンスの高さ】 左翼&右翼、2.1m、左中間4.3m、中堅6.1m、右中間3.4m3万7442席

試合日程・結果

強化試合日程・結果

日付 日本時間 試合国① スコア 試合国② 会場
2月25日 13:30 福岡ソフトバンクホークス 4 - 8 日本 ひなたサンマリンスタジアム宮崎
2月26日 14:00 福岡ソフトバンクホークス 2 - 4 日本 ひなたサンマリンスタジアム宮崎
3月3日 19:00 中日ドラゴンズ 7 - 2 日本 バンテリンドーム ナゴヤ
3月4日 19:00 中日ドラゴンズ 1 - 4 日本 バンテリンドーム ナゴヤ
3月6日 12:00 オリックス・バファローズ 4 - 2 韓国 京セラドーム大阪
3月6日 12:00 中国 2 - 6 西部ガス ひなたサンマリンスタジアム宮崎
3月6日 19:00 チェコ共和国 7 - 5 宮崎梅田学園 ひなたサンマリンスタジアム宮崎
3月6日 12:00 オーストラリア 3 - 15 JR九州 アイビースタジアム
3月6日 18:00 阪神タイガース 1 - 8 日本 京セラドーム大阪
3月7日 12:00 阪神タイガース 4 - 7 韓国 京セラドーム大阪
3月7日 12:00 中国 5 - 7 宮崎梅田学園 ひなたサンマリンスタジアム宮崎
3月7日 19:00 チェコ共和国 9 - 4 JR九州 ひなたサンマリンスタジアム宮崎
3月7日 11:30 オーストラリア 8 - 1 西部ガス アイビースタジアム
3月7日 19:00 オリックス・バファローズ 1- 9 日本 京セラドーム大阪

1次ラウンド日程・結果

日付 日本時間 プール 試合国① スコア 試合国② 会場
3月8日 13:00 A キューバ 2 - 4 オランダ 台中インターコンチネンタル野球場
3月8日 20:00 A パナマ 12 - 5 チャイニーズ・タイペイ 台中インターコンチネンタル野球場
3月9日 13:00 A パナマ 1 - 3 オランダ 台中インターコンチネンタル野球場
3月9日 20:00 A イタリア 3 - 6 キューバ 台中インターコンチネンタル野球場
3月9日 12:00 B オーストラリア 8 - 7 韓国 東京ドーム
3月9日 19:00 B 中国 1 - 8 日本 東京ドーム
3月10日 13:30 A キューバ 13 - 4 パナマ 台中インターコンチネンタル野球場
3月10日 20:00 A イタリア 7 - 11 チャイニーズ・タイペイ 台中インターコンチネンタル野球場
3月10日 12:00 B チェコ共和国 8 - 5 中国 東京ドーム
3月10日 19:00 B 韓国 4 - 13 日本 東京ドーム
3月11日 13:00 A パナマ 2 - 0 イタリア 台中インターコンチネンタル野球場
3月11日 20:00 A オランダ 5 - 9 チャイニーズ・タイペイ 台中インターコンチネンタル野球場
3月11日 12:00 B 中国 2 - 12 オーストラリア 東京ドーム
3月11日 19:00 B チェコ共和国 2 - 10 日本 東京ドーム
3月12日 13:00 A チャイニーズ・タイペイ 1 - 7 キューバ 台中インターコンチネンタル野球場
3月12日 20:00 A オランダ 1 - 7 イタリア 台中インターコンチネンタル野球場
3月12日 12:00 B チェコ共和国 3 - 7 韓国 東京ドーム
3月12日 19:00 B 日本 7 - 1 オーストラリア 東京ドーム
3月12日 4:30 C コロンビア 5 - 4 メキシコ チェイス・フィールド
3月12日 11:00 C イギリス 2 - 6 アメリカ チェイス・フィールド
3月12日 2:00 D ニカラグア 1 - 9 プエルトリコ ローンデポ・パーク
3月12日 9:00 D ドミニカ共和国 1 - 5 ベネズエラ ローンデポ・パーク
3月13日 12:00 B オーストラリア 8 - 3 チェコ共和国 東京ドーム
3月13日 19:00 B 韓国 2 - 22 中国 東京ドーム
3月13日 4:00 C イギリス 18 - 8 カナダ チェイス・フィールド
3月13日 11:00 C メキシコ 11 - 5 アメリカ チェイス・フィールド
3月13日 1:00 D ニカラグア 1 - 3 イスラエル ローンデポ・パーク
3月13日 8:00 D ベネズエラ 9 - 6 プエルトリコ ローンデポ・パーク
3月14日 4:00 C コロンビア 5 - 7 イギリス チェイス・フィールド
3月14日 11:00 C カナダ 1 - 12 アメリカ チェイス・フィールド
3月14日 1:00 D ドミニカ共和国 6 - 1 ニカラグア ローンデポ・パーク
3月14日 8:00 D イスラエル 0 - 10 プエルトリコ ローンデポ・パーク
3月15日 4:00 C カナダ 5 - 0 コロンビア チェイス・フィールド
3月15日 11:00 C イギリス 1 - 2 メキシコ チェイス・フィールド
3月15日 1:00 D ニカラグア 1 - 4 ベネズエラ ローンデポ・パーク
3月15日 8:00 D イスラエル 0 - 10 ドミニカ共和国 ローンデポ・パーク
3月16日 4:00 C メキシコ 10 - 3 カナダ チェイス・フィールド
3月16日 11:00 C アメリカ 3 - 2 コロンビア チェイス・フィールド
3月16日 1:00 D ベネズエラ 5 - 1 イスラエル ローンデポ・パーク
3月16日 8:00 D プエルトリコ 5 - 2 ドミニカ共和国 ローンデポ・パーク

決勝ラウンド日程・結果

日付 日本時間 ラウンド 試合国① スコア 試合国② 会場
3月15日 19:00 準々決勝① キューバ 4 - 3 オーストラリア 東京ドーム
3月16日 19:00 準々決勝② イタリア 3 - 9 日本 東京ドーム
3月18日 8:00 準々決勝③ プエルトリコ 4 - 5 メキシコ ローンデポ・パーク
3月19日 8:00 準々決勝④ アメリカ 9 - 7 ベネズエラ ローンデポ・パーク
3月20日 8:00 準決勝① キューバ 2 - 14 アメリカ ローンデポ・パーク
3月21日 8:00 準決勝② メキシコ 5 - 6 日本 ローンデポ・パーク
3月22日 8:00 決勝 アメリカ 2 - 3 日本 ローンデポ・パーク

侍ジャパンメンバー

監督・コーチ

背番号 氏名 役職
89 栗山英樹 監督
90 白井一幸 ヘッドコーチ
77 吉村禎章 打撃コーチ
87 清水雅治 外野守備走塁コーチ
81 吉井理人 投手コーチ
75 厚澤和幸 ブルペン担当コーチ
79 城石憲之 内野守備・走塁兼作戦コーチ
74 村田善則 バッテリーコーチ

選手

背番号 ポジション 氏名 所属
11 投手 ダルビッシュ有 パドレス
12 投手 戸郷翔征 巨人
13 投手 松井裕樹 楽天
14 投手 佐々木朗希 ロッテ
15 投手 大勢 巨人
16 投手 大谷翔平 エンゼルス
17 投手 伊藤大海 日本ハム
18 投手 山本由伸 オリックス
20 投手 栗林良吏(登録抹消3/14) 広島
21 投手 今永昇太 DeNA
22 投手 湯浅京己 阪神
26 投手 宇田川優希 オリックス
28 投手 高橋宏斗 中日
29 投手 宮城大弥 オリックス
47 投手 高橋奎二 ヤクルト
63 投手 山崎颯一郎(登録3/14) オリックス
10 捕手 甲斐拓也 ソフトバンク
24 捕手 大城卓三 巨人
27 捕手 中村悠平 ヤクルト
1 内野手 山田哲人 ヤクルト
2 内野手 源田壮亮 西武
3 内野手 牧秀悟 DeNA
5 内野手 牧原大成 ソフトバンク
7 内野手 中野拓夢 阪神
25 内野手 岡本和真 巨人
33 内野手 山川穂高 西武
55 内野手 村上宗隆 ヤクルト
8 外野手 近藤健介 ソフトバンク
9 外野手 周東佑京 ソフトバンク
23 外野手 ラーズ・ヌートバー カージナルス
34 外野手 吉田正尚 レッドソックス
51 外野手 鈴木誠也(出場辞退) カブス

※1月26日正式発表 ※2月28日 鈴木誠也 選手の出場辞退が発表

WBC歴代優勝国一覧

歴代優勝国一覧

歴代最多優勝国は過去4回中2回優勝している日本(第1回、第2回)。次いでドミニカ共和国(第3回)とアメリカ(第4回)が1回ずつ優勝を分け合っている。

開催年 優勝 準優勝 3位 3位
2006年 日本 キューバ 韓国 プエルトリコ
2009年 日本 韓国 アメリカ ベネズエラ
2013年 ドミニカ共和国 プエルトリコ 日本 オランダ
2017年 アメリカ プエルトリコ 日本 オランダ

WBC過去大会をプレイバック

今大会のみどころ

最強メンバーで再び世界一に挑む侍ジャパン

 記念すべき初代王者である日本が3大会ぶりの王座奪還をかけて史上最強メンバーで挑む。

 大谷翔平(エンゼルス)、ダルビッシュ有(パドレス)、吉田正尚(レッドソックス)らメジャーリーガーに加えて、三冠王の村上宗隆(ヤクルト)に投手五冠の山本由伸(オリックス)ら錚々たる侍たちが名を連ねる。

 今年はヌートバー(カージナルス)の参戦も発表されており目が離せない。

WBC日本代表の戦力分析・予想スタメンはこちら

スター軍団のアメリカ&ドミニカ共和国

 今大会はMLBの大物スター選手の多数参戦が報道されている。

 アメリカ代表野手陣ではそのきっかけを作った屈指の好打者トラウト(エンゼルス)をはじめ、ナ・リーグMVPのゴールドシュミット(カージナルス)やMLBナンバーワン捕手の呼び声高いリアルミュート(フィリーズ)、投手陣はMLB通算195勝のウェインライト(カージナルス)にサイ・ヤング賞3度のMLB最強左腕カーショー(ドジャース※出場辞退)とまさに史上最強のオールスター軍団となった。

 一方ドミニカ共和国も引けを取らないスター軍団っぷりで、MLB屈指の強打者ゲレーロJr.(ブルージェイズ※ケガにより辞退)、マチャド(パドレス)、ペーニャ(アストロズ)の最強内野手軍団に、外野手はソト(パドレス)やマルテ(メッツ)らが固めており、サイ・ヤング賞のアルカンタラ(マーリンズ)が投手陣を支える構成だ。

WBCアメリカ代表&ドミニカ共和国代表の予想スタメンはこちら

各国のスーパースター

 各国も優勝を目指し、代表にスーパースターたちを招集している。ここでは各国のスーパースターであり、日本にとって要注意の選手たちを紹介していこう。

各国のスーパースター特集

WBC 注目選手

大谷翔平

大谷翔平
大谷翔平

プロフィール
 2022年はMLB史上初の規定投球回&規定打席到達やベーブ・ルース以来104年ぶりとなる2桁勝利&2桁本塁打達成などメジャー5シーズン目にしてさらなる飛躍を遂げた。前回大会は故障で無念の欠場となったが、今大会は日本の主力として世界を知る大谷がチームをけん引する。

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ダルビッシュ有

ダルビッシュ有
ダルビッシュ有

プロフィール
 14年ぶりWBC2度目の参戦。22年はパドレスに移籍して2年目でその力を最大限に発揮した。ナ・リーグ西地区2位もポストシーズンでは強敵・ドジャースを破り、24年ぶりにナ・リーグ優勝決定シリーズに進出。オフには6年142億円の大型契約延長も結び話題に。今回の侍ジャパンチーム最年長で、MLB組で唯一キャンプから参加。周囲への気遣いも忘れず、すべてが超一流のエースだ。

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ヌートバー

ラーズ・ヌートバー
ラーズ・ヌートバー

プロフィール
 父がアメリカ人、母が日本人でカリフォルニア州の出身。打球速度はMLBでもトップクラスで、2023年のブレーク候補に挙げられている。2022年は右翼が中心だったが外野全ポジションをカバーすることができ、スピードを生かした広大な守備範囲と強肩も魅力。

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村上宗隆

村上宗隆
村上宗隆

プロフィール
 昨年、日本人打者初の56本塁打をマークし三冠王に輝いた若き大砲。東京五輪金メダルメンバーの一人でもあり、侍ジャパン不動の四番の風格は充分だ。WBCでも持ち前の強心臓でチームを鼓舞し、アメリカにも”村神様”が降臨するのを期待したい。

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