FAで移籍した選手の代わりに、ひっそりと「移籍させられる」選手もいる。それが人的補償という制度。ある意味では残酷なシステムだが、移籍先で輝いた選手もいる。ここでは過去に人的補償の対象となった選手たちを紹介する。
日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会は、FA移籍に伴う人的補償を撤廃し、ドラフト指名権による新たな補償制度を導入することで合意した。新制度は2027年オフから導入される。
2026年オフは現行制度を適用
今オフのFA移籍では、引き続き人的補償の対象となる場合がある。
人的補償とは、FA宣言した選手が国内の別球団へ移籍した際に、旧球団が移籍先の球団から選手を獲得できる制度。補償の対象となるFA選手が移籍した場合、旧球団は「金銭のみ」か「選手1人と金銭」のいずれかを選択する。このうち、選手による補償を「人的補償」と呼ぶ。2008年以降は、FA選手の旧球団での年俸順位に応じて、補償が不要になる場合もある。
| ランク | 旧球団での 年俸順位 | 補償 |
|---|---|---|
| Aランク | 1~3位 | 必要 |
| Bランク | 4~10位 | 必要 |
| Cランク | 11位以下 | 不要 |
※年俸順位は外国人選手を除く。A・Bランクでも、旧球団が金銭のみの補償を選択した場合は人的補償が発生しない。
FA選手を獲得した球団は、支配下選手の中から28人を人的補償の対象外としてプロテクトする。外国人選手と、その年のドラフトで指名され入団する新人選手も対象外。旧球団は、プロテクトされていない対象選手の中から1人を選び、指名された選手は移籍することになる。