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【巨人2025戦力分析】“守り勝つ野球”で連覇へ/開幕前の12球団戦力分析

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主砲の岡本和を軸としていかに得点力アップを図ることができるか
主砲の岡本和を軸としていかに得点力アップを図ることができるか

来たる3月28日(金)は『プロ野球2025シーズン開幕』! ここでは読売ジャイアンツの2025シーズン予想打撃オーダー&投手スタッフ、開幕カードの見どころなど最新情報をお届けします! 今季、最後に笑うのはどの球団か。熱戦の行方を占う、各球団の現状と躍進のカギに迫る。
※情報は3月16日時点

  1. 戦力評価
  2. 2025年打のポイント
  3. 2025年予想打撃オーダー
  4. 2025年投のポイント
  5. 2025年予想投手スタッフ
  6. 開幕カード見どころ
  7. 読売ジャイアンツの最新情報

戦力評価

2025年打のポイント

 得点力のアップは喫緊の課題となる。昨季はチーム本塁打数が前年から半減とスケールダウンした上に、四番・岡本和へのサポートが不足して打線が機能不全に陥る場面があった。新助っ人のキャベッジをはじめ、あとを打つ五番をいかに固定して岡本和を孤立させないかが重要だ。ただ、積年の課題だったレギュラーと控えの実力差については、浅野や秋広優人、中山といった若手の台頭でギャップは埋まりつつあり、選手層は厚みを増している。

2025年予想打撃オーダー

位置 選手
丸佳浩 138 .278 146 14 45 8
エリエ・ヘルナンデス 56 .294 65 8 30 0
吉川尚輝 143 .287 154 5 46 12
岡本和真 143 .280 150 27 83 1
トレイ・キャベッジ - - - - - -
坂本勇人 109 .238 94 7 34 1
門脇誠 129 .243 85 0 21 9
甲斐拓也 119 .256 88 5 43 1
――― - - - - - -
他の主な野手 大城卓三 96 .254 72 3 27 0
岸田行倫 88 .242 65 4 26 2
中山礼都 32 .318 14 0 2 0
オコエ瑠偉 68 .261 36 3 13 4
浅野翔吾 40 .240 35 3 18 1
※△は左打ち、成績は2024年シーズン 

2025年投のポイント

 ライデル・マルティネス、甲斐、田中将などオフの大型補強はバッテリー強化が中心。阿部慎之助監督の掲げる“守り勝つ野球”がさらに推進されることになるのは間違いない。エースの戸郷、山崎伊、グリフィン、井上と強力な4枚を擁する先発ローテーションは盤石で、あとに続く若手も続々。田中将に大きな負担を強いることはないだろう。
 それでもチーム最大のストロングポイントはブルペンだ。指揮官の「一番後ろがしっかりしているチームは強い」という言葉が真実ならば、今季も間違いなく「強い」。最強守護神のマルティネスが加入し、昨季の抑えである大勢がケラー、バルドナードとともに7、8回を担う新たな「勝利の方程式」は12球団屈指だ。

2025年予想投手スタッフ

名前 S H 防御率
先発 戸郷翔征 26 12 8 0 0 1.95
山崎伊織 24 10 6 0 0 2.81
フォスター・グリフィン 20 6 4 0 0 3.01
井上温大 25 8 5 0 2 2.76
田中将大 1 0 1 0 0 7.20
石川達也 15 0 0 0 2 1.93
赤星優志 21 1 7 0 1 3.12
中継ぎ 大勢 43 1 2 29 5 0.88
アルベルト・バルドナード 58 2 3 9 26 2.44
カイル・ケラー 52 2 2 1 20 1.53
高梨雄平 51 4 3 0 25 2.04
船迫大雅 51 4 0 0 22 2.37
田中瑛斗 3 0 0 0 0 11.25
ライデル・マルティネス 60 2 3 43 7 1.09
※△は左投げ、成績は2024年シーズン

開幕カード見どころ

昨季の対ヤクルト戦成績 13勝12敗 勝率.520

石川は新天地でどんなデビューを飾るのか
石川は新天地でどんなデビューを飾るのか

 開幕投手の戸郷がいかに勢いをつけるかは重要だが、第3戦を任されることになりそうな石川達也がどんな投球を見せることになるかはシーズン全体に大きな影響を及ぼすことになるだろう。DeNAを戦力外となってブルペン増強のためにチームに加わった左腕は「キャンプやオフにやってきたことが結果として表れている」と猛アピールに成功。6枠目に滑り込んでそのまま先発ローテーション定着となれば、これ以上ない“掘り出し物”となる。

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