来たる3月28日(金)は『プロ野球2025シーズン開幕』! ここでは広島東洋カープの2025シーズン予想打撃オーダー&投手スタッフ、開幕カードの見どころなど最新情報をお届けします! 今季、最後に笑うのはどの球団か。熱戦の行方を占う、各球団の現状と躍進のカギに迫る。
※情報は3月16日時点
キャンプで“振る力"は確実に鍛えられた。打線のつながりには波があるものの、オープン戦で2試合連続本塁打の林、長打力のある新外国人・モンテロ、外野の定位置を争う末包、田村らが猛アピール。ここまで実戦4本塁打の二俣は、従来のユーティリティー性を超えて開幕スタメンに名乗りを上げる。新加入の山足達也、4年目の中村健人らも、攻守にいぶし銀の魅力を発揮する。
また、坂倉が右手中指骨折のため長期離脱と、攻守に大きな痛手。會澤らベテラン捕手の力は不可欠だが、春季キャンプを一軍で完走した清水叶人ら若手もオープン戦で成果を見せる。1月に左手関節手術の石原貴規は3月14日に二軍戦で実戦復帰。捕手事情の行方は、今季の一つのポイントとなる。
順
位置
名前
試
率
安
本
点
盗
❶
中
△秋山翔吾
138
.289
158
4
30
6
❷
遊
△矢野雅哉
137
.260
112
2
38
13
❸
三
△小園海斗
143
.280
151
2
61
13
❹
一
エレフリス・モンテロ
-
-
-
-
-
-
❺
捕
△坂倉将吾
121
.279
119
12
44
3
❻
左
サンドロ・ファビアン
-
-
-
-
-
-
❼
右
二俣翔一
80
.196
21
1
7
1
❽
二
菊池涼介
136
.241
109
9
38
2
❾
投
———
-
-
-
-
-
-
他の主な野手
捕
會澤翼
57
.187
28
0
13
0
↓
内
堂林翔太
87
.230
56
1
17
0
↓
内
林晃汰
27
.183
11
0
2
0
↓
外
末包昇大
79
.238
68
9
37
1
↓
外
田村俊介
37
.198
20
0
5
1
投手陣は先発、中継ぎともにオープン戦でレベルの高いアピールが続く。大瀬良、床田、森下の三本柱に加え、玉村、森、新外国人のドミンゲスが安定。2年目・常廣は侍ジャパン強化試合で経験を積んだ。大卒新人も、先発候補の佐藤柳之介は立ち上がりが課題も修正力が光り、岡本駿は中継ぎで5試合6回無失点と存在感を放つ。負傷離脱中の黒原、アドゥワ誠が復帰すれば、さらに安定した投手陣を築けそうだ。
名前
試
勝
負
S
H
防率
先発
森下暢仁
23
10
10
0
0
2.55
大瀬良大地
25
6
6
0
0
1.86
△床田寛樹
26
11
9
0
0
2.48
△森翔平
5
1
3
0
0
2.70
△玉村昇悟
15
4
5
0
0
2.96
常廣羽也斗
2
1
0
0
0
2.45
ジョハン・ドミンゲス
-
-
-
-
-
-
中継ぎ
島内颯太郎
58
11
6
0
24
2.77
△塹江敦哉
53
2
0
0
16
1.58
△黒原拓未
53
4
3
0
3
2.11
△森浦大輔
53
2
0
0
17
2.51
△テイラー・ハーン
35
0
1
2
17
1.29
鈴木健矢
8
1
2
0
1
2.74
抑
栗林良吏
60
0
6
38
12
1.96
先頭に立って、チームが「変化」を掲げる今季を戦う。入団6年目で初めて開幕投手を務める森下は、阪神戦は昨季3試合で1勝1敗、防御率1.13。8月10日には完投勝利と、イメージは悪くない。今年3月14日のロッテとのオープン戦(マツダ広島)では球威、変化球の精度とも申し分なく、5回1安打無失点、7奪三振と万全の調整を見せている。打線は開幕投手・村上頌樹をはじめ、より厚みを増す相手投手陣に対応し、好機で1本出したい。